公害・異常気象・健康被害
公害・異常気象・健康被害の用語一覧
公害・異常気象・健康被害に関する用語の一覧ページです。
環境ビジネス用語辞典
クリーンディーゼル車
クリーンディーゼル車とは、ディーゼルエンジンを利用した自動車の中でも、ポスト新長期規制(平成22年排出額規制)に適合したディーゼル車のことを指す。(経済産業省「クリーンディーゼル普及推進方策」内での定義)
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不同沈下
不同沈下(ふどうちんか)とは、地盤沈下の一種。軟弱地盤で起こる局所的な地盤沈下で、建物などの重みに地盤の対抗する力(地耐力)が弱いことから建物の重さを支えきれない地盤で起こるものの中でも、ごく一部の地耐力が弱く局所的に地盤沈下するもの。
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悪臭
悪臭(あくしゅう)とは、典型七公害の一つ。人に不快感を与える臭気のことを指す。悪臭の防止のため、1971年には悪臭防止法が制定。アンモニアなどの22物質を特定悪臭物質として指定し、工場等からの排出量を制限している。一方で生活臭に基づく悪臭については騒音公害と並んで感覚公害として対処が難しい。
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地盤沈下
地盤沈下(じばんちんか)とは、環境基本法で定められている典型七公害の一つ。地面が沈下していく現象のこと。大きく地下水や天然ガスなどの地下資源の過剰な採取による広域的なものと、建築物などの重みなどによるものに分類される。
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振動(公害)
振動(公害)とは、環境基本法で定められている典型七公害の一つ。モノが振動することにより生じる音や衝撃であり、振動制限法によって規制されている。一般的には幹線道路沿いの住宅や土木建築現場における建築機会などによる振動が代表的。
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騒音
騒音(そうおん)とは環境基本法で定められている典型七公害のひとつ。騒がしく不快と感じる音のことであり、環境基準が定められている。騒音の大きさについては、デシベル(dB)を用いたも騒音レベルが用いられるのが一般的。
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土壌汚染
土壌汚染(どじょうおせん)とは典型七公害の一つ。人間活動によって排出された有害物質がその処理が適切で無いなどの理由で土壌に浸透して土壌(ならびに地下水)が汚染されてしまった状態のことを指す。重金属、有機溶剤、農薬、油などが代表的。
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生物化学的酸素要求量
生物化学的酸素要求量(せいぶつかがくてきさんそようきゅうりょう)とは、水質汚濁の度合いを示す指標の一つ。Biochemical oxygen demandの頭文字から「BOD」とも表記される。水中に存在している有機物を分解するために微生物が必要とする酸素量で示したもの。単位はmg/Lで値が大きいほど水質汚染が進んでいることになる。
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生活排水
生活排水(せいかつはいすい)とは、炊事洗濯・風呂・し尿などのように日常生活によって家庭から排出される排水のこと。最近では、産業排水に対する規制強化などに伴い、相対的に家庭から排出される生活排水による水質汚染のほうが問題化してきている。
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水質汚染
水質汚染(すいしつおせん)とは、産業活動、経済活動など人間の活動が行われることにより水の自然浄化力を超える有機物・有害物質が排出され水質が汚染されること。水質汚濁。1970年には水質汚濁防止法が成立し、こうした活動に制限を加えている。
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富栄養化
富栄養化(ふえいようか)とは、湖などの水が停滞する水中に窒素やリンなどの栄養塩濃度が高まることにより、そうしたものを栄養とする植物プランクトンなどの働きが活発化して異常に繁殖する現象のこと。
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デシベル
デシベル (decibel:dB) とは、電気工学や振動・音響などの分野で使用される単位のこと。基準と比較して度の程度大きいかという表現で使用され、環境分野では音の大きさの単位として使われることが多い。
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代替フロン
代替フロン(だいたいふろん)とは、それまで冷媒として使われていたフロンガスの代わりとして利用される物質のこと。フロンガスと異なりオゾン層を破壊しない。一方で二酸化炭素よりもはるかに強力な温室効果ガスであることから、現在は削減対象となっている。
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水質汚濁
水質汚濁(すいしつおだく)とは、河川や湖、港湾、海などの状況が、人間の活動によって損なわれることを指す。大きく「有害物質」「水中環境悪化」「富栄養化」「濁水」などに分類することができる。日本では、環境基本法で最低限度ではない「目標」として環境基準が定められている。
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取水制限
取水制限(しゅすいせいげん)とは、少雨などによって貯水施設の貯水量が減少した際に、各官吏水道局の判断によって河川からの取水量を下げて、水の無駄遣いを減らす措置のこと。取水制限後も水不足が続いた場合は「断水」措置となることもある。
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光化学スモッグ
光化学スモッグ(こうかがくすもっぐ)。工場・自動車などの排気ガスに含まれる窒素酸化物や炭化水素が日光により光反応を起こして生成された光化学オキシダントする。この空気中に停留し濃度が高くなりスモッグ状になることを光化学スモッグといい、大気汚染の一種。
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光化学オキシダント
光化学オキシダント(こうかがくおきしだんと)とは、窒素酸化物と炭化水素が光化学反抗を生じて起こる酸化性物質の総称。強力な酸化作用をもち、光化学スモッグの原因となる。夏など日射量が多く高温・無風などの条件がかさなると、光化学オキシダントやパーオキシアセチルナイトレートの濃度が高くなると状態を「光化学スモッグ」と呼ぶ。
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化学物質過敏症
化学物質過敏症(かがくぶっしつかびんしょう)とは、生活環境中に存在する化学物質に接する事で、様々な健康や体調に対して異変がおこることを化学物質過敏症と呼ぶ。一般には日常生活の中で特定の化学物質に長時間接触する事で体内の耐性限界を越えて発症するとされる。
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化学的酸素要求量
化学的酸素要求量(かがくてきさんそようきゅうりょう)とは、酸素消費量とも呼ばれる指標の一つ。
Chemical Oxygen Demandの頭文字からCODとも略されることがある。水質汚濁に関する指標で、酸化剤により酸化される物質がどのくらい含まれているかを酸素の量に換算して示したもの。
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黄砂
黄砂(こうさ)とは、中国を中心にした東アジア内陸部の砂漠(タクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原など)の砂が砂嵐などによって上空に巻き上げられて、春の時期に東アジアの広範囲にわたって飛来する現象のこと。日本においても黄砂は飛来する。
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塩害
塩害(えんがい)とは、塩分により農作物、植物、鉄、コンクリートなどの施設が潮風などにより害を受けることを指す。また、土壌汚染として農業の場合、土壌に塩分が集積することで、序章環境が深刻なダメージを受けることもある。
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塩化ビニール
塩化ビニール(略:塩ビ)とは、塩化ビニールの原料。フィルム等の包装、トレイ、容器、ラップ、衣料品など様々な製品に活用されている。ポリ塩化ビニールを不完全燃焼させると、有害なダイオキシンが生成される可能性が指摘されている。
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フロンガス
フロンガスとは、オゾン層の破壊などを引き起こす化学物質の総称。正式には、クロロフルオロカーボンと呼ばれる。無色、無臭、不燃という科学的に安定しているという特徴からエアコンや冷蔵庫などの冷媒や、電子部品の洗浄などに多く利用されてきた。
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バラスト水
バラスト水(Ballast Water)とは、船舶の重しとして用いられる水のこと。船が航海する際、例えば行きは無積載、帰りは荷物を積載するという場合、出発の際に重さ(重量)が不足するため出航地の港の海水などを積み込み、塔着地で排出される。
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ダイオキシン
ダイオキシン類(dioxins)とは、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン、ポリ塩化ジベンゾフランの総称。これらは塩素を含む物質を不完全燃焼させた場合などに発生し、それぞれが毒性を示す。発がん性がある物質とされ、マウスに対する動物実験では催奇性(奇形を生じさせる性質)が確認されている。
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砂漠化
砂漠化(さばくか)とは、もともとは植物に覆われていた土地が砂漠になっていく現象の事を指す。砂漠地帯という意味ではなく、植物を育てたり農業を営むのに不適な土地という意味である。また、自然現象で上記が起こる場合ではなく、人間の生産活動などにより引き起こされるものを指す。対義語は緑化。
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硫酸ミスト
硫酸ミスト(りゅうさんみすと)とは、大気中に放出された硫黄酸化物が水分として結びついたもの。酸性雨の原因のひとつとされる。
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硫黄酸化物
硫黄酸化物(いおうさんかぶつ)とは、硫黄が酸化した物質の総称。一般には、一酸化硫黄(SO)、三酸化二硫黄(S2O3)、二酸化硫黄(SO2)、三酸化硫黄(SO3)、七酸化二硫黄(S2O7)、四酸化硫黄(SO4)が代表的。まとめて、SOxとも呼ばれる。
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アオコ
アオコとは、富栄養化の進んだ湖や沼で初夏~秋にかけて藻類が異常に繁殖することで、水が緑色に変わってしまうことをさす。まるで緑のペンキを流したようになることもある。アオコが発生すると、水の透明度が下がり、それにより日光がさえぎられ藻類が死滅し腐臭を放ったり、有害な化学物質が作られることもある。
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産業廃棄物
産廃と呼ばれることもある。特に、人の健康や生活環境へ被害を与えるおそれがあるものは「特別管理産業廃棄物」と呼ばれる。中でも廃ポリ塩化ビフェニル、ポリ塩化ビフェニル汚染物、廃石綿、ばい塵などは特定有害産業廃棄物とされる。
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シックハウス症候群
シックハウス症候群(Sick House Syndrome)とは、住宅などで起こる倦怠感やめまい、呼吸器異常などの症状・体調不良の総称。住宅に由来する健康被害の総称であり、特定の病気という意味ではない。通常は住宅内の空気が問題となることが多い。高気密住宅のように高気密高断熱の住宅が増加したことも症例増加の原因とされる。
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アスベスト
アスベスト(Asbestos)とは、石綿のこと。ちなみにアスベストという発音はオランダ語で、英語で発音するときはアスベストスとなる。非常に細かい繊維質の鉱物であるい、耐久性・耐熱性・耐薬品性・絶縁性などの特徴がある上、安価なため建築を中心に様々な用途で利用されてきた。
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酸性雨
酸性雨(さんせいう:Acid rain)とは、公害の一つ。二酸化炭素や窒素酸化物といった酸性の性質を持つ物質が溶け込んだ雨のことを指す。排気ガスなどを通じて排出されたこうした物質が大気中で雨に溶け込むことにより発生する。定義上pH(ペーハー)が5.6以上のものが酸性雨と呼ばれる。
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ヒートアイランド現象
ヒートアイランド現象(Heat Island)とは、都市部においてドーム状に外気温が上昇する現象のことを差す。地面がコンクリート・アスファルトに覆われいること、植物が少ないことから水分蒸発による気温低下が阻害された上、都市部はエネルギーの消費量も多いことから人工排熱が盛んなために起こる。
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大気汚染
大気汚染(たいきおせん)とは、人為的・自然に排出される汚染物質により大気が汚染されることを指す。代表的な大気汚染物質としては二酸化硫黄(硫黄酸化物)、二酸化窒素(窒素酸化物)、一酸化炭素、浮遊粒子状物質、様々な化学物質などが当てはまる。
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四大公害
四大公害(よんだいこうがい)とは日本の高度経済成長期に発生した深刻な公害被害の事を指す。水俣病(熊本県・メチル水銀汚染)、新潟水俣病(同メチル水銀汚染)、四日市ぜんそく(三重県・硫黄酸化物大気汚染)、イタイイタイ病(富山県・カドミウム汚染)の4つが挙げられる。
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環境負荷
環境負荷(かんきょうふか)とは、環境に与える一般にマイナスの影響のことを示す。環境基本法では「環境への負荷」として人的に発生する環境保全上の支障となる原因・そのおそれのある物として定義されている。
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オゾン層
オゾン層(Ozon Layer)とは、地上10kmから50kmの成層圏と呼ばれる領域のオゾン(O3)が豊富な層のことを指す。オゾン層には大気中のオゾンの約9割が集積している。オゾンは化学作用の強い気体として存在し太陽の有害な紫外線の多くを吸収している。
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ラニーニャ現象
ラニーニャ現象とは、エルニーニョ現象の逆に太平洋中央部の赤道周辺から南米のペルー沿岸付近における海水面温度が平年を下回る現象のことを指す。
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エルニーニョ現象
エルニーニョ現象(El Nino)とは、太平洋中央部の赤道周辺から南米のペルー沿岸付近における海水面温度が例年よりも高くそれが続く現象のこと。日本の気象庁では1961年から1990年までの海面水温の平均値との差の5ヶ月移動平均が6ヶ月以上連続して0.5度以上高い場合と定義している。
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温室効果ガス
温室効果ガス(おんしつこうかがす:Greenhouse Gases)とは、大気中に存在する気体(ガス)の中でも、太陽の熱を地球にとどめて地表を暖める働きがあるガスのことを温室効果ガスと呼ぶ。温室効果ガスがあるおかげで地表の温度は一定に保たれているが量の増加による地球温暖化が危惧されている。
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