輻射熱
環境ビジネス用語辞典
輻射熱(ふくしゃねつ:Radiant Rays)とは、遠赤外線による熱線により直接伝わる熱を指す。太陽の光の熱と同じ。最近は高気密住宅や暖房器具などで輻射熱という言葉が盛んに取り上げられている。陽だまりのような暖かさなどと表現されることが多い。
熱源から放たれる熱のうち、個体間の空気等の気体の存在の有無に関わらず、直接赤外線という形で伝わる熱のことで、暖房器具の場合は薪ストーブ、オイルヒーター、蓄熱暖房、床暖房(ホットカーペット)などが代表的。エアコンや石油ファンヒーターなどが熱を放出して空気を暖めるのに対して、輻射熱暖房器具は壁面や家具を温め、その暖められた壁面や家具から熱が放出されることから自然な暖かさを感じることができる。
ただし、気密性の低い住宅の場合には、壁面などを輻射熱で暖めても、その熱自体が外に逃げ出してしまうので、輻射熱暖房が有効なのはある程度の気密性が保たれた住宅ということになる。さらに、直接空気を暖めないため、暖房効果を感じるまでの時間が長いというデメリットもある。
例えば、暖房器具の中でも温風ヒーターやエアコンなどは、暖かい空気を放出して部屋を暖房する。そのため、部屋の空気が換気されて外にでると部屋がまた寒くなる。
対して、輻射熱暖房と呼ばれるタイプの暖房は直接人を暖めたり住宅全体を暖めることから、仮に空気が換気された場合でも、暖められた物が発する熱で暖房効果を得ることができる。
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