オイルヒーター

環境ビジネス用語辞典

オイルヒーター（Oil Heater）とは、難燃性の油を電気の力であたため、ヒーターが発する輻射熱で部屋を暖めるという電気式の暖房器具。ヨーロッパで流行した暖房器具だが、近年は価格低下から日本でも普及が進んでいる。

暖房能力自体は決して高くないものの、その安全性と穏やかな暖房効果、空気を汚さない、メンテナンスがほとんどいらないなどのメリットにより人気が上昇している。

一方で、電気代などの光熱費が多くかかるとされており、上手にタイマー機能などを使わないと思わぬ高額な電気代が生じることもある。また、オイルヒーターの場合、断熱性がある部屋を徐々に暖めていく力は強いが、逆に断熱性の少ない伝統的な日本家屋の場合は、換気機能が高すぎて部屋がほとんど暖まらないという可能性もある。

近年、オイルヒーターの人気が高まっているのは高気密住宅・高断熱住宅の登場や機密性の高いマンションの登場なども影響していると考えられる。

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