石油ファンヒーター

環境ビジネス用語辞典

石油ファンヒーターとは、暖房器具の一つ。灯油を燃焼させたことによる熱をファンにより排出するタイプの電気＋灯油の暖房器具。燃費のよい灯油を使う暖房器具のため経済性が高いというメリットがある一方で、灯油の取り扱いに注意が必要な点や利用時の独特のニオイなどが問題である。

灯油を気化させてそれを空気と混ぜたガスにしてそれを燃焼、燃焼による熱をファンにより送り出すという構造で温風を出すため部屋の空気を強制的に循環させることができるため、部屋全体を暖める能力は高い。一方でファンを利用するため電気エネルギーを必要とするため一般的な石油ストーブとは異なり、停電時は使用できない。

また、灯油を燃焼させることによる一酸化炭素中毒などの恐れが生じるため、定期的な換気を行う必要がある。

構造上、開放式、FF式、FE式が存在するが、一般的に石油ファンヒーターという場合は開放式を指す場合がほとんどである。FF式、FE式は給排気筒が必要なタイプ。

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