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フードマイレージ
環境ビジネス用語辞典
フードマイレージ(Food Mileage)とは、食品(フード)の輸送距離と重量を乗じることにより数値化(見える化)したもの。フードマイレージが大きい食品ほど輸送において二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガスを排出しているとして、できるだけ小さい食品を消費者が自主的に選択するようにすることで環境負荷を抑制しようという考え方のこと。
日本は多くの食品を輸入に依存しているため、フードマイレージは他の先進国と比較しても高い。2001年の農林水産省の統計によると、国民1人あたりのフードマイレージは7093。アメリカは1051、同じ島国のイギリスも3195と日本よりははるかに少ない。
こうしたフードマイレージの考え方から、地産地消を求める動きも活発化している。一方でフードマイレージは輸送距離×輸送重量のみで計算されており、輸送手段によるエネルギーの消費量などは換算されていない。
例えば、同じ1トンの農作物の輸送においてもそれが航空便であるのか船便であるのかにより使用するエネルギー量は相当に異なるが、フードマイレージ上では同一とみなされる。
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