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家を建てるにあたり、オール電化ならば電気が …

蓄電池 に関するQ&Aを掲載しています。

環境ビジネスQA

  
2011年03月19日 Q.質問
家を建てるにあたり、オール電化ならば電気がなければ全く機能しません。ガスや灯油も供給が滞れば意味がありません。その防衛策としては何が考えられるでしょうか?今回の震災はこれからの暮らしについて考えさせられます。上記の防衛策として、太陽光発電、風力併用、作った電気を蓄えておく蓄電池設備の充実、また窓の有効利用(昼間の採光)、断熱材の利用、空気の流れを考えた設計などが私のような素人が考えられる全てですが、その他にどんなことがあるか教えてください。
2011年03月23日 A.回答
私自身も自宅の建設を検討中で、同じように考えを巡らせている立場でお話しします。実際に家を建てるときには費用の制約があることを踏まえると、災害時だけに使う機能・設備に多額の費用を振り向けるのは現実的ではありません。その意味で、先ず考慮すべきは、(1)建物の断熱・気密性(2)最大限の日射の取り入れ(太陽光で暖房の大半をまかなう思想)の2点です。これらは、災害時のみならず、平時にも「快適な温熱環境」や「低い光熱費」という形で常に恩恵が得られるものです。上手くやれば、東北でも機械暖房を補助的にしか使わずに済む家が可能だと聞き及びます。特に(2)はLow-Eガラスの使用がポイントです。「太陽光による熱を取り入れて、しかも室内の熱を外に出さない」という「熱の非対称通行」が可能な建材はこれしかありません。これを使った窓を大面積で設ければ設けるほど無暖房に近づきます。次に、(3)建物躯体の高い熱容量も望まれます。これは熱を大量に建物自体に蓄えることで、「昼間蓄えた太陽熱のお陰で夜になってもあまり室温が下がらない」といった形で御利益があるものです。これも災害時のみならず、平時にも有り難い性質です。ただ、残念ながらRCの外断熱でもない限り、十分な熱容量を建物に持たせるのは至難の業のようです。とは言え、考慮しておけば(十分ではないにせよ)有る程度の効果はあるでしょう。基礎コンクリートを室内側に置く断熱設計にするとか、あるいは室内に大量の石膏ボードを使うようにするなどです。(石膏ボードは焼け石に水かも知れません。)次に、設備面の話で言えば、(4)オール電化+太陽光発電パネル+蓄電設備が現在考え得る一番合理的な手段だと思います。ただ、コスト面を加味すると、まだまだ一般的とは言い難いのが現実。加えて、設備の仕様としても、例えば太陽光発電のパワーコンディショナーは、停電時には非常用アウトレットから最大1,500Wまでしか取れないなど、理解に苦しむ制約があるのが現実です。せめて発電した分は目一杯、非常用アウトレットからではなく、宅内のどこからでも使えるような仕様にすべきでしょう。(これからの新製品に期待したいところ。)なお、上記(4)の構成において、停電時に(節電しつつも)ある程度のエネルギー的自立をするためには、太陽光発電パネルは3~4kWでは足りません。その2倍くらい必要です。これはコスト面、また屋根の面積の点で非常にハードルが高いです。その意味で、(4)は若干「画に描いた餅」の懸念があります。節電の工夫で乗り切るしかないかな。蓄電設備も市販が始まろうとしているところですが、これから市販される予定のものは蓄電容量が2倍くらい足りません。コスト優先で仕様が決められているからです。何れにしても、今すぐにという事で言えば、カセットコンロの併用などで電気依存度を一時的に下げる工夫が必要でしょうなお、燃料電池については、現在市販のものは完成度がかなり低く(効率低すぎ)、導入に値せずと私自身は判断しています。ただ、災害対応という点で見ると、プロパンならかなり期待できるでしょう。但し、システムを動かすための電源確保が必要です。この点で、太陽光発電パネルや蓄電設備の併用は何れにしても不可欠。二重投資はきついところですね。重要だけど設備対応が難しいのが水です。(5)庭に井戸を掘るこれが出来るのはごく一部の人に限られるでしょう。(6)雨水を溜めておくタンクがあれば、風呂水やトイレを流すくらいには使えそうです。雨水を飲用に出来るくらいの高性能な浄水器があれば欲しいところですが、飲用はエコキュートから取る方がマシかも知れません。何れにしても、このあたりの設備は「普段は使わない」ので、投資対効果が低いのが難点です。私が思いつくのはこのくらいです。特に(1),(2),(3)は平時のエネルギー消費削減にも役立ちますので、私は可能な限りこだわるつもりです。
 
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