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2011年03月07日 Q.質問
燃料電池車はなぜ実用化しないのですか? この分野にお詳しい方ぜひ教えてください トヨタとホンダが水素を燃料として走る燃料電池車を開発しましたが 一部官公庁が使っているだけでインフラ整備や実用化のめどは立っていないと思います それなのにニッサンや三菱は電気自動車の販売にこぎつけました。 私が思うにこれはアラブの王子様たちの嫌がらせがあるのではないかなと勘ぐったりしますが いかがでしょうか? 初期投資は膨大でも自前でエネルギーが調達できる、これは大変魅力だと思うのですが 今経済が混迷を極め政権も安定しないのでなかなか難しい面もあるとは思うのですが 技術的な問題なのかそれとも外圧なのかまたその他の問題か… 是非お詳しい方よろしくお願いします
2011年03月21日 A.回答
開発する人の立場からすれば ・あんな複雑なものを自動車に積んで走らせるなんてナンセンス ・あんな高価なものを自動車に積んで走らせるなんてナンセンス ということになるでしょうね。メーカーとしてはポーズとしてやっているというところでしょう。ただ研究としては無駄じゃありません。燃料電池の部分をそのままバッテリーの置き換えれば電気自動車そのものになるからです。コストの問題に関しては、たとえばエネファーム(天然ガス改質型の家庭用燃料電池ユニット)とエコウィル(家庭用ガスエンジンコジェネレーションシステム)の価格差などから実感していただけると思います。 もっと大局的な見地から言えば、 ・どこかを掘ったら水素がわんさか湧き出して来るわけではないのに、わざわざ水素を作り出して燃料にする愚 ということが根本的な問題でしょう。ぜんぜん自前でエネルギーを調達できませんよ。むしろより天然ガスなどに依存することになる可能性が高いです。 いずれにしても、将来にわたって燃料電池車が一般的に走り回る世の中はこないとほぼ断言できます。ただし、天然ガスからの改質型のユニットを利用して、大型トラックや鉄道車両などで使われる可能性はまだあると思います。今後20-30年はプリウスのようなガソリンエンジンのハイブリッド車の時代ですよ。それを20年前に徹底的に検討して、最も効率がよく将来にわたって使えるシステムとして正しく見抜いてTHSを作ったトヨタと、トヨタの特許に触れないようにもっとシンプルなシステムとして独立にIMAとして成立させたホンダは、本当に尊敬できると思います。 ちなみに、電気自動車も、普及すればするほど火力発電所を稼動させないといけないことになります(原子力発電所は現在の電力需要に対して常に「動かせる原発は全て全開で動いていて電力が余ったりしているわけではない」からです)。効率の面で、直接内燃機関として燃やすよりは若干効率はいいと思いますが、CO2削減などに関してのメリットは一般的なイメージよりは現状ではぜんぜん薄いものです。
 
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