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ダイオキシンは猛毒ではない。ダイオキシンは …

ダイオキシン に関するQ&Aを掲載しています。

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2010年09月15日 Q.質問
ダイオキシンは猛毒ではない。ダイオキシンは恐れるほどの猛毒じゃないと聞きますが、知っている人がいましたら教えて下さい。
2010年09月30日 A.回答
大学で化学、安全を教えています。「ダイオキシンは恐れるほどの猛毒ではない」、というのは妄言です。ある種のダイオキシンは明らかに強い毒性を持ちます。「ダイオキシンは恐れるほど猛毒ではない」とおっしゃる方は、猛毒というあいまいなことばをつかって、自分の主張を固持しているように見えます。それらの方の根拠を挙げれば1.一番毒性の高いダイオキシンは最強の人工毒であるが、ふぐ毒と同程度の強さであり、ベロ毒素に比べれば数万倍も弱い。2 全てのダイオキシンに毒性があるわけではない(これが、「ダイオキシンは恐れるほど猛毒ではない」となる論理は理解不能ですが)3 セベソの悲劇で人は死ななかった。今までにダイオキシンで死んだ人は4人だけである。(犬は沢山死んだことから、人間はダイオキシンに対する耐性を持つと思われる)です。それぞれの事実はたしかにその通りですが、それを恐れるほどの猛毒ではないとする論理に欠けます。純度の高い毒性の高いテトラクロロダイオキシンの場合、比較的少量の摂取で命を落とすことがあるのは間違いありません。ですから、「ダイオキシンは恐れるほどの猛毒ではない」という主張は明らかな間違いです。もし仕事上でそれを取り扱うのなら、(私なら)必要な保護具(マスクと手袋)を装着します。そして、作業後は手をはじめとして体をよく洗うでしょうね。それは(食中毒菌の繁殖している)腐った肉を扱うのと同じような慎重さであろうと思います。化学者はそのような有害物の毒性を熟知していればこそ、その取扱には慎重になり、十分な準備をして臨みます。一方、環境中にはそのように高濃度で致死量のダイオキシンは存在しません。ですから、一般生活を行なうにあたり、「ダイオキシンは猛毒だからといって、接触する量は少なく、健康被害を受ける確率は低いから、むやみに恐れる必要はない。」というのが私の意見です。
 
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