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高気密・高断熱住宅の冷房についてご意見をお …

高気密住宅 に関するQ&Aを掲載しています。

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2011年02月15日 Q.質問
高気密・高断熱住宅の冷房についてご意見をお願いいたします。 工務店からは「朝、窓を開けて日中は締切り日光を遮断すれば夏も涼しい」みたいな事を聞いたのですが、 そのまま鵜呑みにして良いか思案しています。 実際、高・高住宅で、夏も快適に過ごすにはエアコンは必要でしょうか?予定は3種換気の為、夏場の湿度を懸念しています。
2011年02月18日 A.回答
>夏場の湿度を懸念しています。 ずばりここがポイントだと思います。 夏の暑さ対策というと、多くの人が、プロも含めて、温度(顕熱)の話しかしません。だから、質問者さんの工務店さんのように、「窓を開けて」とか「風通しをよく考えて」とかいう考えが出てくる。っつーか、そんなことしか出てこない。 では、温度が下がれば涼しく快適かというと、これが大きな間違いです。ナンセンス。夏の快適性を論じるのに一番重要なのは質問者さんのご指摘のとおり「湿度」に対する懸念なんですよね。湿度は潜熱なんて呼ばれますけど、温度計では目に見えてない(顕在化しない)から「潜」なんでしょうか。 言葉遊びはいいとして、日本の夏の最大の特徴がこの湿度です。世界にも類を見ない高温多湿。ヨーロッパや、日本でも北海道や標高の高い長野県だったら、外気が低湿度なので、湿度対策を気にすることはあまりない。窓を開けて風通しをよくすれば涼しく快適です。要は日陰を作るだけで快適というわけ。実際ヨーロッパを旅行しますと、最近は高級ホテルではエアコンがあるけど、比較的安いホテルではエアコンなんて無いです。無くても別に不快じゃない。真夏でも木陰にいれば非常にさわやかで過ごしやすいです。ホテルには窓下にパネルヒーターしかなくて、欧州の家作りは冬のことだけ考えてればいい感じです。 しかし、日本でいまどきエアコンのないホテルや旅館なんてあるでしょうか。都会や地方に限らず見たこと無いです。窓開けても大多数の人が「快適」って感じるならホテルにエアコンなんてないはず。なのにあるってことは、結局エアコン冷房は現代人にとって必須ってことですよね。ごまかせない厳然たる事実です。 窓を開けたところでジメジメした空気が入ってきて、温度は若干下がるかもしれないけど、とても快適と呼べるような環境にはならない。特に都会ではヒートアイランドにより熱帯夜はひどいことになっています。高気密高断熱住宅においても、たとえ窓を開けなくても、24時間計画換気は必須ですので、高湿空気の導入により何もしなければ室内は高湿度になってしまいます。 夏にさわやかな快適環境を得るためには除湿するのが必須であり、結局エアコンを使うわけで、エアコンを使っても省エネにするための高気密高断熱住宅というのは他の回答者さんのおっしゃるとおりです。そして、様々な除湿方法の中でもエアコンは強力な除湿能力を発揮する優秀な機械です。 さらに重要な点は、fpsigeさんが指摘しているとおり、温度と湿度の関係。一番快適なのが温度は28度以上に高くして、湿度を50%以下に低くする、高温低湿度環境です。気温が30度を超えても相対湿度が40%以下なら暑く感じないらしいです。高原の木陰がまさにこの環境で、とても気持ちがいい。一方で、よく耳にする「エアコン冷房って苦手なんですよね」って話。これは温度が下がりすぎていて、そのくせたいして除湿できてない状況でして、低温高湿度環境となります。気温が25℃以下で湿度が70%以上とかになっちゃうと、ひんやりジメジメの不快な感触で、この環境だと畳にカビが生えたりもします。 普通のエアコンを使うとこのような低温高湿度環境になりがちです。これを解決するのが、エアコンの高級機種に搭載されている「再熱除湿」という機能。これは通常のエアコンによる冷房や除湿(弱冷房除湿)よりも超協力に除湿して、気温も下げすぎることがありません。再熱除湿でもなかなか微妙なコントロールは難しいところがあるけど、少なくとも上述した冷房病は回避できるでしょう。高気密高断熱に再熱除湿エアコン。この組み合わせを検討してみてください。 ただ、この組み合わせがファイナルアンサーではなく、夏の快適住環境については今でも多くの議論があります。冬に関しては高気密高断熱住宅は輝かしい実績を上げてきました。夏も同様ですが、日本の夏の高温多湿環境は先進国の中でも過酷で、制御は容易ではなく、とても難しい技術を要するというのが共通認識。このため除湿は最近でも大きなテーマのひとつです。電力を使わずパッシブな方法というのも考えられているようですが(基礎蓄冷や全熱交換)、除湿に関しては成功している例は少ないみたいです。
 
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