環境ビジネス用語辞典>環境の事を考えるとマイ箸ってどうなんですか? 割り箸を使う事って悪い事なんでしょうか? 私 …
2008年04月29日
Q.質問
環境の事を考えるとマイ箸ってどうなんですか? 割り箸を使う事って悪い事なんでしょうか? 私は国産の間伐材の割り箸を買って使っています。
2008年05月14日
A.回答
今、日本国内で流通する割箸の殆どは海外製で、間伐材の活用などではなく、割箸生産を目的として伐採された樹で作られる商品である。 という事は御存知なんですね。 「国産割箸は 建材に向かない小径木 間伐材 製材した残りの端材 などを有効利用したものだ。」 などという意見はよく耳にしますが、 国内産割箸も決して環境に「良い」という事はないと考えます。 海外産割箸と比べれば、いくらか「マシ」ってだけです。 必要性の薄い使い棄て商品を、可能な範囲・逆効果にならない範囲で自分の生活から排除する。 という事が重要ではないでしょうか。 こちらのdakara_exさんの回答を読んでみてください。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1416150624 私が、dakara_exさんの言う「本当の意味での環境効果」を理解出来ているのかどうかは判りませんが、 私の知識の範囲で補足させていただきます。 第一に、 私には割箸が“必要”な物だとは信じられないんですが。 外食店などで、皿や碗やスプーン・フォーク等は洗って再使用する事を問題視しないのに、 塗箸・プラ箸の再使用ではなく、なぜ割箸でなければならないのか? “マイ箸”持参、という面倒を客に課したりしせずとも、店舗の方でリターナブル箸を出してくれれば良いのに... ヴァージン割箸でなければイヤだという客がいたら、その人にだけ割箸一膳10円くらいで売れば良いのでは? ( その様な営業に対する理解を得るための啓蒙は必要でしょうが ) 日本人の繊細さは、良い方に作用している部分も多いとは思いますが、 美観や清潔に必要以上に拘る事で、使える資源を無駄にしている面も多いと考えます。 営林業の振興が必要である、という点についてはその通りだとは思いますが、 そのための需要増の方策は何も割箸に限ったものではないでしょう。 例えば、 間伐材から紙を生産する事によって、海外からのパルプ材輸入を減らす。 間伐材からチップ燃料を生産する事によって、石油の消費量を減らす。 営林振興を図った上で、その様な方面に間伐材などを活かすのなら、それは環境に優しい事でしょうけど。 だだ、 現状がその様になってないのは、石油や海外産パルプを使った方が経営的に安価く付くからです。 それを補正する社会的枠組が求められます。 ちなみに、 間伐材などは元来様々な用途に用いられており、割箸はその一つに過ぎません。 エコキチガイが割箸排斥を叫んだところで、それだけで林業への打撃になったりはしないのです。 輸入材が市場において国産材を駆逐した経緯を勉強すれば、 「営林振興のために国産割箸」などというのが安直な考えだと判る筈です。 ( そもそも、割箸の消費は減るどころが増えています。) 箸を再使用の為に洗う という行為が水を消費し汚す環境破壊だ、 と思うのなら、節水と石鹸・洗剤の使用減を心がけてください。 あと、 個人攻撃まがいの話になりますが、こちらの質問中で、 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1313624973 > My箸ねぇ。 そこまで環境を気にするのなら、全て手掴みで食べるくらいはやって欲しいものです。 などと言っている人がいますが、 先人が箸や匙といった食器を発明した事にはそれなりの意味があります。 手掴みで食事をすれば、指も掌もベトベトに汚れ、それを洗うのには大量の水を消費します。 箸や匙の汚れを清めるだけなら水や石鹸・洗剤の消費はそれより遥かに少なくて済みます。 ちなみに、 ある試算によると、割箸1膳を「仮想水」の概念で評価した場合、水8ℓ相当になるそうです。 塗箸1膳を洗うのに8ℓ以上の水が必要だ、という方であれば割箸を使い棄てる事もエコなのかも知れませんが。 リサイクルにもそれなりのエネルギーが必要で、 最初にリサイクルをしてしまうとエネルギーは反って無駄にもなります。 1番目に リヒューズ(使用量を節減する) 2番目に リデュース(大事に長く使う/ゴミを減らす) 3番目に リユース(中古を再利用する) 4番目が リサイクル(原材料に戻して再生) 割箸問題は「リサイクル論」ではなく「リヒューズ・リデュース論」です。 木質バイオマス・可燃ゴミなどを火力発電に活用する事も技術的には可能です。 効率良い発電に必要な火力を、石油を使わずに得る事は難しいのですが、 ゴミなどである程度まで加熱したのちに石油エネルギーで再加熱する、という手法なら石油のみで加熱するより消費を減らせます。 参考)http://www.pwmi.or.jp/public/thermal/01gomi.html この様なサーマルリカバリー(熱回収)まで視野に入れれは、「何でも燃やせ」というのもマンザラ間違いではありませんが、 現状ではその様な設備も十分整ってはおらず、焼却処分すればCO2になるだけです。 最後に、 人として生きる事自体が環境破壊であり、「環境に良い」という事はある意味マヤカシだと考えます。 その様な業の中で、少しなりともより「マシ」な選択肢を採りたいものです。
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